知らないと損する!車の維持費を節約する方法

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車の維持費 クルマの基礎知識

車の維持費は税金、保険料などの固定で発生する経費と、メンテナンス費用、走行費用(ガソリン代、高速料金)などの走行した分だけ発生する費用に分かれます。

車の維持費を節約するには、固定でかかる費用は何を基に料金の区分けがされているかを知る必要があり、それを知れば変えられる物と変えられない物が分かるので節約につながります。

また、車を安全に乗るためには、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが重要です。簡単に自分でできるメンテナンスと、業者に任せたほうが良いメンテナンスがあり、節約のポイントも存在します。
この記事を読むことで、車の維持費の種類と節約する方法が分かります。

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車にかかる税金

車にかかる税金には主に下記の3つがあります。

税金に関しては車の大きさや、エコカーであるかどうかが関係してきますので、節税を考えるのであれば車の乗り換えのタイミングとなるかと思います。

その際に車のサイズを今まで乗っていた物より小さくしたり、ハイブリッド車やEV車にするのも節税の一つといえます。
詳しくは前回の記事で紹介していますので合わせてご覧ください。

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自動車税(または軽自動車税)

自動車税は、自動車の排気量に応じて課金される地方税の一種であり、毎年4月1日時点での所有者に支払いの義務が発生します。

殆どの自治体は5月末が期限となっており、納付が遅延すると督促状等が届いたり延滞金が発生したりします。それでも納付しないと最悪のケースでは財産差し押さえに至ります。

自動車重量税

自動車重量税とは、自動車の新規登録や車検の際にまとめて納付する税金であり、自動車の区分や重量、経過年数に応じて課税されます。
普通車は0.5㌧毎に課税されていく仕組みです。

また、排出ガス性能・燃費性能に優れたエコカーは減税対象となる場合があります。

自動車税環境性能割

自動車税環境性能割は「自動車取得税」に代わって新しく導入された課税制度であり、非課税から3%までの範囲で課税されます。
自動車税環境性能割は、自動車の燃費性能等に応じて、三輪以上の小型自動車及び普通自動車を取得したときに課税される税金です。
この税金は、排出ガス基準や燃費達成基準などで表現される環境負荷に応じて課せられ、新車・中古車とも対象です。

また、「グリーン化特例」があります。これは、エコカー減税制度の一部であり、低公害・高燃費なエコカーを購入する場合に適用されます。この特例では、新しいエコカーを購入する場合に限り、一定期間内に支払う自動車取得税や重量税が免除されたり減額されたりします。

車の保険料

自賠責(強制)保険

自賠責保険(共済)は、交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補てんすることにより、基本的な対人賠償を確保することを目的としています。

自動車の所有者は自賠責保険に加入することが義務付けられており、強制保険とも呼ばれます。支払いのタイミングは車検時となります。

・24ヶ月の場合:普通車21,550円、軽自動車21,140円

自賠責保険で補償されるのは、交通事故などで他人を死亡させたり、ケガをさせたりした「人身事故」の場合です。運転者自身のケガや物への補償は含まれません。

任意保険

自賠責保険の様に強制的な加入義務はありませんが、万が一の際の損害賠償の支払い金額は億に達する事もある為、殆どのドライバーは加入しています。
保険料は年齢、車種、免許証の色や保証内容によって異なります。

事故を起こす可能性の高い若年者と高齢者が高くなっており、車種についてはスポーツカー等統計上、事故を起こす割合が高いものが(保険料も)高くなっています。
また保険加入中、加入者が事故を起こさないでいると等級が上がり保険料が安くなります。

保証の対象は大きく分けて下記の3つに分類されます。
・相手への補償・自分や搭乗者の補償・自分の車の補償(車両保険)
その中で、・自分の車の補償(車両保険)については事故の際の補償額が他の2つと比べると比較的安く済む場合もあります。

また、軽微な傷や凹み等は修理しないまたは保険を使わないという考え方もあるので、・自分の車の補償(車両保険)は付けない事で保険料を節約するという考えもあります。

今加入中の保険の代理店に相談してプランを見直し、不要な物を省くことで節約につながります。

メンテナンス費用

消耗品の交換時期は車種や使用状況によって異なります。例えばバッテリーはアイドリングストップ車や車格(ボディサイズや価格帯)が大きくなると高額になる傾向があります。

消耗品の点検を怠っていると予期せぬ故障や事故を引き起こす可能性があるため車の取扱説明書に書かれているメンテナンスの時期を確認して交換するようにしましょう。
こまめにメンテナンスをすることで結果的に大きな出費・トラブルを未然に防ぐ事ができ、余計な時間も省くことができます。

また、比較的自分でメンテナンスし易いのはワイパーゴム、エアコンフィルターの交換やタイヤの点検があります。オイルや冷却水などの交換は設備や廃油等の処理がありハードルが高いのでお店に依頼しましょう。

タイヤ

タイヤは車に乗る人の命を支えている重要な部品で、本来の性能を発揮して安全に走るには月に1度程度のチェックが必要です。
チェックの項目は空気圧の管理と溝の残りがあるか、傷が入っていないか、パンクの原因となる釘などが刺さっていないか、製造してからおよそ5年以上経過していないかなどです。

空気圧が減少したまま走行するとタイヤの寿命が早まりますし、バースト(破裂)の危険もあります。
月に1度くらいはガソリンスタンド等で点検してもらって不意な出費を抑えましょう。


詳しくは以前に書いた記事を参照していただければと思います。

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バッテリー

最近の車は充電制御機能が付いていたり、アイドリングストップ機能が付いていたりするため、一般的な普通のバッテリーではなく、専用の物が必要になります。取扱説明書を確認するか、バッテリーを販売しているお店に確認しましょう。

また、性能も昔の世代の物より良くなっている反面、寿命は急にきます。
昔の様にヘッドライトがいつもより暗い等の症状が出づらく、寿命が分かりにくくなっていますので、参考になるのは製造してからどの位使っているかです。

もちろん車の使用状況によって変わってきますが、目安としてはアイドリングストップ用バッテリーで大体3年位~です。

出先でエンジンがかからない!という状況になってしまえばJAFなどのロードサービスを呼ぶことになり、余計な出費となってしまいますので、バッテリーが上がってしまう前に交換しましょう。

バッテリーの製造年月日については下記の記事に記載していますので合わせてご覧ください。

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オイル(エンジン、ミッション(AT、CVT)、デフ、ブレーキ)

オイル交換イラスト

オイルは主にエンジンオイル、ミッションオイル(AT、CVT含む)、デフオイル、ブレーキオイル(フルード)があります。

エンジンオイルは人間で言うと血液に例えられ、劣化すると血管が詰まる様に、エンジンも調子が悪くなります。汚れが蓄積するので抵抗となり、燃費が悪くなります。

最終的にはエンジンが焼き付いてしまう事もあるのでそうなると高額な修理費がかかります。
取扱説明書に交換目安が書かれているのでその半分位の距離で交換すると調子よく乗る事ができます。

ミッションオイル(AT、CVT含む)は変速に関する機械のオイルで、エンジンオイルほど頻繁には交換しませんが、何万㎞も無交換ですと変速がスムーズにできなくなったり、こちらも最終的には機械の故障につながります。
余計なトラブル(出費)を避けるためにも交換時期を守りましょう。

デフオイルは左右のタイヤの間に位置する部分のオイルで、ミッションオイル(AT、CVT含む)と交換時期は若干異なりますが、こちらも交換しないと同様の不具合が出てきます。
※四輪駆動車は前後の軸の間に位置する部分の機械のセンターデフもあります。

ブレーキオイル(フルード)は湿気を含みやすい性質から、車検ごとの交換が推奨です。
何年も交換しないとブレーキオイル(フルード)に水分が混ざり、効きが悪くなります。
また、長い下り坂でブレーキを多用してブレーキが100℃を超えてくる場合、水分が沸騰してブレーキを踏んでも効かない危険な状態に陥る事もあります。
こちらも定期的に交換して未然に事故を避けましょう。

冷却水(クーラント)

冷却水(クーラントやLLCとも呼ばれる)はエンジンルーム内のラジエーター内に入っており、エンジンが熱くなり過ぎない様に冷却するための水です。
普通の水では氷ったり、エンジンに錆が発生したりするので色んな添加剤が入っています。
一昔前では車検ごとに交換していましたが、最近では冷却水の性能が上がって劣化しづらくなり、10万㎞で交換指定のメーカーもあります。
これも取扱説明書に交換目安が書かれています。

交換時期も大切ですが、古い車になるとラジエーターとエンジンを繋いでいるパイプの劣化により、冷却水の漏れや減少していないかの確認が大事になります。

定期的に運行前点検をして出先で冷却水が無くなってエンジンがオーバーヒートしない様にしましょう。高額な修理費用やロードサービス費用などが発生してしまいます。

エアコンフィルター、ワイパー、エアエレメント(エアフィルター)

ここでは車にあまり詳しくない方でも比較的自分で交換して工賃の節約がしやすい部分を紹介します。

エアコンフィルター
エアコンフィルターは交換しなくても車の走行には余り支障はありませんが、しばらく無交換で臭いが気になる時や花粉が多い時期は新しい物に交換すると良いでしょう。

走行費用

走行した分だけかかる費用には主にガソリン代、高速道路料金があります。
ここでは消耗品は省いた内容になります。

高速料金

料金所ゲート

高速料金の節約には主に下記の方法があります。
昨今では新型コロナ感染対策の一環として連休中の休日割引をしていない事もありますので、連休前には利用する地域のNEXCOのHPで確認しましょう。

• ETCカードを使って特定の時間帯に高速道路を利用する
• 平日朝夕割引など、割引される時間帯に高速道路を通行する
• 高速道路を走行する区間を減らす
• ETCカードでポイントを貯める
• クレジットカードやETCマイレージサービスに登録してお得なポイント還元を受ける

ガソリン代

ガソリン代を節約するには下記の様に色々な方法があります。
無理のない範囲で実践してみると良いでしょう。

•最寄りのスタンド、もしくはコストコ会員であれば併設のスタンドを利用する。
少しでも安いガソリンスタンドで給油したくなる気持ちは分かりますが、そこにわざわざ行くとなると、そこまでのガソリン代がかかってしまうので本末転倒です。数円の違いであれば最寄りのスタンドで給油する方が結果的に安く済みますし、時間も節約できるでしょう。

また、コストコ会員(年会費が必要)であれば併設のスタンドを利用するのが良いでしょう。周辺のスタンドを比較して10円/L位安く設定されています。
これはガソリンでの利益は少なくなっていますが、その分コストコの買い物での利益を考えているから安くなっています。

• 荷物を軽くする
特にDIYが好きで、工具を車内に積みっぱなしにしている車や、物置代わりに荷物を積みっぱなしにしている車は燃費が悪くなります。普段使わない荷物は降ろすようにしましょう。
• エコドライブを心がける(急発進・急加速、無駄なアイドリングをしない)
無駄なアイドリングは言わずもがな、急にアクセルを踏むとゆっくり踏んだ時よりも多く燃費が悪くなります。
• エアコンを適切に使用する
暖房はエンジンの熱を利用しますが、冷房は燃費に大きく影響してきます。無理のない範囲で設定温度を控え目にすると良いでしょう。
また、電気製品は起動時に電気を良く消費しますので、こまめにON/OFFし過ぎるのもよくありません。エアコンの設定温度を控え目する方が良いでしょう。

• 車の整備を行う(タイヤの空気圧を適正に保つ)
メンテナンス不足も燃費の悪化につながります。特にオイル類は汚れが抵抗になるだけではなく、上記にも記載しましたが、オイルの通路が詰まって故障して余計な出費になる事もあります。
タイヤの空気圧不足についても抵抗が増えて燃費悪化になるだけではなく、パンクや事故にもつながりますので、是非月に1度は点検してください。
• 最適な運転経路を事前に調べる
知らない地域に行く場合はナビやグーグルマップで下調べをしてから出かける事で、目的地を探して無駄に走るのを最低限にできます。


燃費についての詳細な記事はこちらも参照してください。
合わせて読みたい

• 燃費の良い車を選ぶ
これは車の買い替えの時期の話となりますが、コンパクトカーやハイブリッド車やEV車を選択肢の中に入れると良いでしょう。

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もし車の買い替えのタイミングであれば、下記のおすすめサイトのバナーから査定金額の確認ができます。

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