自分でエンジンオイル交換するには何が必要?費用や上抜き、下抜きに必要な道具の違いについても解説

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今回は「自分でエンジンオイル交換してみたいけど何が必要?」「その道具はどのくらいの値段がするの?」「オイル交換の方法に違いはあるの?」といった疑問をお持ちの初心者さん向けに解説していこうと思います。

これを読めば、自分で道具を買ってオイル交換するか、オイル代と工賃を払って整備工場等で交換してもらうかどうかの判断材料になります。

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エンジンオイル上抜き/下抜きの違い

エンジン図解

エンジンオイルが入っているオイルパンには、オイルがどれくらい入っているかの目安となるレベルゲージが挿さっています。
その細い筒状の部分にオイルを吸い出すポンプの管を入れて抜くのが上抜きです。
一方下抜きはオイルパンの下部にドレンボルトと呼ばれる栓があり、それを緩めて抜く方法です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので次項で解説していきます。

上抜き下抜きのメリット/デメリット

エンジンオイルの上抜き下抜きにはそれぞれメリット・デメリットがあり、難易度が若干変わってくる事と、必要な道具も変わってきます。
ここではメリット・デメリットについて触れていきます。

上抜きのメリット

●ジャッキを使って車を持ち上げなくて良い
 ⇒安全に作業出来る

●ドレンボルトを締めすぎる、緩すぎる失敗が無い

上抜きのデメリット

●レベルゲージが挿さっている筒の形状が途中で折れ曲がっていたり、オイルパンが二階建て構造になっていると、オイルパンの底までポンプのチューブが届かない。⇒全量抜けない。
●上抜き用のオイルチェンジャーが必要
●ドレンボルトの磁石に付いた鉄粉が確認できない。⇒エンジンの健康状態を診る材料の一つ
●オイルフィルターが下に付いている車種は同時交換が出来ない。

下抜きのメリット

●上抜きと比較して比較的量が抜ける。(オイルパンの形状やとドレンボルトの位置による)
●ドレンボルトの磁石に付いた鉄粉の量を確認できる。
●車の下にもぐるので普段見れない足回り(ドライブシャフトブーツなど)のチェックが出来る。
●オイルチェンジャーが不要

下抜きのデメリット

●ジャッキアップの必要がある⇒危険が伴う
●ジャッキをかけて良い場所を知る必要がある
●ジャッキアップした車を固定するリジットラック(ウマ)が必要
●アンダーパネルを外す車種もある
●慣れないとオイルを抜く際に被る可能性がある

●ドレンボルトを締めすぎる、緩すぎる事がある
 ⇒トルク管理が必要。
●廃油受けが必要
●ドレンパッキンが必要

オイルの上抜き、下抜きに必要なもの

それぞれのメリットデメリットを紹介したところで、それでも自分でDIYやってみたいという方の為に必要な物を紹介します。
カー用品店などで販売されている商品も載せておきます。

上抜き、下抜きどちらにも必要な物

●新しく入れるオイル
 オイルの粘度やグレード、種類は取扱説明書を確認するか、オイルを購入するカー用品店のスタッフに相談してみて下さい。
●廃油処理パック 400円前後
 抜いたオイルを処理する、オイルを吸わせる吸収材が入った紙パックです。

●ウエス オイル汚れを拭き取る布。使い古した布切れでも可
 毛羽立ちにくい使い捨てタイプも有り。以下は使い捨てタイプ 500円前後

上抜きで必要な物

●オイルチェンジャー 4500円前後~
 オイルを上から抜く際に必要な、ポンプ、管が付いた容器。手動と電動がある。今回は手動の物を紹介。

下抜きで必要な物

●ドレンパッキン 100円前後~ 銅などでできたワッシャー状のパッキン。サイズは車種によって様々。
 それ自体が潰れて密閉するので再利用は不可。
●ガレージジャッキ 一般的な車だと前側を持ち上げてオイル交換するが、その際の道具。
 出来ればカー用品店で販売されている物以上のクオリティが欲しい。 7300円前後~

●リジットラック(ウマ)ジャッキスタンドとも呼ばれる、ジャッキアップした車両を固定する物。
 これも出来ればカー用品店で販売されている物以上のクオリティが欲しい。余りに安い物は固定する棒が折れる事があるらしい。 6500円前後~

●ラチェットレンチセット オイル排出部分のドレンボルトを緩める工具。車メーカーによってサイズが異なるのでセットを持っておくと便利。 3000円前後~

●トルクレンチ  3000円前後~
 基本的に全てのボルト、ナット類はどれ位の力で締めれば良いかトルク管理されている。
 ドレンボルトも例外ではない。締付トルクの設定方法を覚える必要あり。
 締付トルクは車種によるのでトルクレンチを購入する前にどの範囲の物を買えばよいか要確認。

関連動画

●パーツクリーナー 300円前後
 外したドレンボルトやオイルパン周りのオイル汚れを清掃するスプレー状の溶剤。
 油分を強力に落とす為、樹脂パーツにはかけない方が吉。白ボケする可能性あり。

~まとめ~

あなたのカーライフがよくなりますように。

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仕事の合間に車関連の動画を製作しています。テキストより動画の方が向いている物をアップしていますので、興味のある方は覗いてみて下さい。

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