こんにちはSTUDIO-KENSへようこそ!
車に乗っていると、たまに耳にする「エンジンオイル交換」。
でも、「オイルって結局なんのために入ってるの?」と思ったこと、ありませんか?
エンジンオイルは、言わば車の“血液”のようなもの。
エンジンの中を流れて、車が元気に走るために大切な働きをしてくれています。
今回は、その 7つの役割 を車に詳しくない方向けにわかりやすく紹介します!
① 潤滑(じゅんかつ)= 部品どうしの“すべりをよくする”
エンジンの中では、金属の部品が毎分何千回も動いています。
もしオイルがなかったら、金属どうしがこすれあって「ギギギ…」と焼き付いてすぐ壊れてしまいます。
👉 オイルは、その間に膜を作って“すべり”をよくすることで、摩耗や焼き付きを防いでくれるんです。

② 冷却(れいきゃく)= 熱を運び出して冷ます
エンジンはガソリンを燃やして動くので、とても高温になります。
オイルは、部品の間を流れながらその熱を吸収し、冷たいところに運んで放出します。
👉 つまり、オイルは“エンジンの中を冷やす冷却水のサポート役”でもあるんです。
③ 密閉(みっぺい)= 圧力を逃がさない
ピストン(エンジンの中で上下に動く部品)とシリンダーのすき間には、ほんの少しの隙間があります。
オイルはその隙間を埋めて、燃焼ガスや圧力が漏れないようにしてくれます。
👉 これでエンジンの力をしっかり車を動かすパワーに変えられるんです。

④ 清浄分散(せいじょうぶんさん)= 汚れを取り込み、くっつかせない!
エンジンの中では、ガソリンが燃えるたびに「スス」や「燃えカス」「金属の削りカス」など、いろんな汚れが発生します。
もしそれがそのまま残ると、エンジン内部にベタベタとこびりついて動きが悪くなってしまいます。

ここで活躍するのが、オイルの清浄分散作用です。
🧴 清浄作用:
汚れをオイルが包み込み、エンジンの金属部分から“はがす”ようにして取り込みます。
🌪 分散作用:
取り込んだ汚れをオイルの中にまんべんなく浮かせておき、同じ場所に汚れが固まらないようにします。
👉 この働きによって、汚れが再び金属面にくっつく(再付着する)ことを防ぐんです。
その結果、エンジンの中はいつもキレイに保たれ、動きもスムーズ。
汚れはやがてオイルフィルターに運ばれ、オイル交換のときにまとめて排出されます。
⑤ 防錆(ぼうせい)= サビから守る
エンジンの中の金属は、湿気や酸化でサビることがあります。
オイルは金属を膜で覆い、空気や水分が触れないようにしてサビを防ぎます。
👉 車を長く大事に使うために、とても大切な役割です。
⑥ 衝撃吸収(しょうげききゅうしゅう)= 衝撃をやわらげるクッション
エンジンの中ではピストンなどの金属部品が勢いよく動いています。
そのときの衝撃をやわらげてくれるのがオイル。
👉 オイルがあることで、エンジン内部の部品にかかる負担が減ります。
⑦ 酸化防止(さんかぼうし)= オイルが“老ける”のを防ぐ!
エンジンの中は高温・高圧の過酷な環境です。
オイルはその中でずっと働いているうちに、空気中の酸素や燃焼ガスの熱によって少しずつ「酸化」していきます。
🧪 酸化ってなに?
わかりやすく言うと、「油が古くなってベタベタになったり、焦げ臭くなる」ような現象です。
料理油が時間とともに色が濃くなったり、ニオイが変わるのと同じなんです。
酸化が進むとどうなるかというと…
- オイルがドロドロになって流れにくくなる
- エンジン内部に汚れがたまりやすくなる
- 金属を守る力(潤滑・防錆)が弱くなる
つまり、エンジン全体に悪影響を与えてしまいます。
そこで登場するのが、オイルに含まれる**酸化防止剤(添加剤)**です。
これは、オイルが空気や熱と反応して劣化するのを防いでくれる“ビタミン剤”のような存在。
👉 酸化防止作用があることで、オイルが長持ちし、エンジンも健康な状態をキープできるんです。
~まとめ~
🧴 オイルは“エンジンの命を守るヒーロー”
エンジンオイルの7つの役割を簡単にまとめると…
①潤滑 ②冷却 ③密閉 ④清浄分散 ⑤防錆 ⑥衝撃吸収 ⑦酸化防止
これだけの仕事を、たった1種類の液体がこなしているんです。
オイル交換をサボると、エンジンの中で汚れや摩耗が進んで、最悪の場合エンジンが壊れてしまうことも💦
最後に
「まだ交換したことないかも…」という方は、
走行距離**3,000〜5,000kmごと(または半年に一度)**を目安にオイル交換をしてみましょう。
※最近の車は取扱説明書に10,000㎞ごとと記載のある車種もあるので、その距離を超えない様に交換すると良いでしょう。
あなたの車も、オイルを替えるだけで走りがスムーズになって、燃費もアップしますよ✨
あなたのカーライフがよくなりますように。
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同じく車系の動画を仕事の合間に少しずつアップしています。
テキストよりも動画の方が分かりやすい物はYOUTUBEでアップしています。
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