車のタイヤサイズの見方・選び方まとめ|インチ・偏平率・リム幅の意味とは?製造年月についても解説

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タイヤサイズ クルマの基礎知識

「タイヤサイズって何を見ればいいの?」
車に乗っていても、タイヤのサイズ表記をしっかり理解している人は意外と少ないかもしれません。たとえば「225/45/R18」のような数字、何となく見たことはあるけれど、実際にそれが何を意味しているのかピンと来ないという方も多いのではないでしょうか?

実はこのタイヤサイズ、車の乗り心地や燃費、安全性にも大きく関わってくるとても重要な情報なんです。この記事では、タイヤサイズの見方から、インチ・偏平率・幅といった用語の意味、インチアップの際の注意点など、初心者の方にもわかりやすくまとめています。
また、タイヤは製造から5年位で交換を推奨されていますが、タイヤの横面を見るといつ製造されたかも分かります。

これを読めば、適切なタイヤ交換時期が分かったり、次に交換をする際にも迷わずサイズを選べるようになりますよ!

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タイヤサイズの読み方を理解しよう

タイヤの幅

タイヤサイズ表記の例「225/45R18 95Y」
次の画像の例だと最初の225はタイヤの幅をmmで表していて、文字や模様、リムガードは含みません。

※リムガードとはタイヤによって有無がありますが、ホイールのリムを縁石等にヒットしづらい様に少し盛り上がっている部分です。

タイヤサイズ

扁平率

次の45は扁平率と呼ばれており、いわゆるタイヤの高さ(タイヤの内径から外径まで)を表していて、単位は%です。
先程の幅に対する高さの比率を表す数値になります。
上記の例でいくと225mmの45%なので、
225×0.45=101.25 なので約101mmが高さになります。

タイヤの構造(ラジアル/バイアス)

次のRはラジアル構造を表しています。
詳しくはタイヤメーカーのサイトを参照いただきたいのですが、他にバイアス構造と呼ばれるものもあります。乗用車用としてラジアル構造の方がメリットが多いので近年では殆どのタイヤがラジアル構造となっています。

しかしながら、バイアス構造は比較的製造方法が容易というメリットがあるため、モーターサイクル用タイヤ、産業車両用タイヤ、建築車両タイヤ、農業機械用タイヤに多く使用されています。

リム径

次の18はタイヤの内径をインチで表していて、タイヤの内径=ホイールのリムのサイズとも言えます。

タイヤやホイールの話をする際に、「タイヤ何インチ?」とか「ホイール何インチ履いてるの?」とか耳にするサイズがこれに当たります。

タイヤ交換の際はこれらの幅と扁平率とリム径を合わせる(=同じ表記のものを選ぶ)必要があります。

タイヤサイズ図解

インチアップの注意点

中にはドレスアップ目的でホイールを大きくする(インチアップ)場合がありますが、注意点があります。
その場合はタイヤの外径をなるべく変えない様に高さ(既述の扁平率)を薄くする必要があります。
※誤差が大きいとスピードメーターとの誤差も大きくなり、車検も通りません。

その場合エアボリュームが少なくなるのでハンドリングがキビキビした応答性になる反面、乗り心地は硬い方向になり、ホイールの径が大きくなり質量も増える為、燃費は悪化します。
タイヤ自体も扁平率の低い(=薄い)タイヤは高いので経済的には何のメリットもありません。

番外編として、軽量化やエアボリュームを稼いでクッション性を上げる目的で、敢えてインチダウンする事もあります。特にラリーをされる方に多く見られます。

ロードインデックス(LI)

次の95はロードインデックス(LI)を表しています。ロードインデックス(LI)とは規定の条件下で、タイヤに負荷することが許される最大の質量を表す指数です。
凄く簡単に言うと1本のタイヤにどれだけの重さがかかって良いタイヤなのかを示す数値になります。
ロードインデックスの最大負荷能力は下表の通りです。

ロードインデックス

速度記号

次のYは速度記号を表しています。
タイヤが既述のロードインデックスにより示された質量を規定の条件で負荷された状態において走行可能な最高速度を記号によって表したものになります。

速度記号
※1.ZRは速度カテゴリーです。(旧規格) 

いつ製造された?タイヤの製造年月

タイヤの寿命ってどの位?

タイヤってご存じの通りゴムでできているので賞味期限的なものがあるのをご存知でしょうか?
一般的に国産のタイヤで製造から約5年と言われています。
ではその製造されたのはいつなのか?どこに書いてあるのかを見ていきましょう。

製造年月は先程のタイヤサイズと同じくサイドウォール(タイヤの側面)に刻印されています。
次の画像がそれで、4桁の数字があります。
例:1923
これは写真が少し前の物ですが、1923と表記されていますが、右2桁が年を、左2桁が週を表しています。
この例でいくと23年の19週に製造された事が分かります。

製造年月2

予備知識
タイヤ側面に茶色の汚れの様な物が付着しているのを見たことありませんでしょうか?
実はコレ、汚れではなくて、タイヤ本体からにじみ出ているタイヤの保護剤なんです。
確かに見た目には汚れっぽく見えるのですが、紫外線や乾燥などからタイヤを守ってくれていますので、
むやみやたらに洗浄してしまいますとタイヤの寿命を少しずつ削ってしまう事になるんです。

勿論この保護剤は有限ですのでタイヤが泥などで汚れてしまった時など必要な時に洗浄する様にすれば、
タイヤも少し長持ちしますね!

タイヤの寿命を削る一番の大敵は紫外線なので、可能ならば駐車場はなるべく日陰を選んだり、シーズンオフのタイヤは冷暗所で保管すると長持ちしますよ。

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