「ガソリン価格が高い」──そんなニュースをよく耳にする中で、とくに話題になるのが 「ガソリンの暫定税率」 です。
「そもそも暫定税率って何?」「いつからガソリンは安くなるの?」「ガソリンにはどんな税金が含まれているの?」と疑問に思う人は多いはずです。
実は、ガソリンの価格には 複数の税金が上乗せされており、その中でも暫定税率は「本来の税率に上乗せされている特別な税金」です。しかも、この暫定税率は“暫定”と名前がついているにもかかわらず、長年続いてきました。
この記事では、今年(2025年)の暫定税率廃止について、車に詳しくない方向けになるべく分かりやすくご紹介いたします。
そもそも「暫定税率」とは?
「暫定=一時的なはずの税金」が続いてきた仕組み
ガソリンの価格には、もともと 揮発油税(国の税金)と地方揮発油税(地方の税金) が課税されています。
しかし、道路を整備するための財源が不足した時期に、これらの税金に 「一時的(=暫定的)」に上乗せする形で作られた仕組みが暫定 です。
本来は「一時的な税率アップ」のはずでしたが、道路整備や税収確保の観点から、結果として長年維持されてきました。

※暫定税率が含まれている時の画像
なぜ“暫定”が続いてきたのか?
「一時的な増税」として導入されたはずの暫定税率が、なぜ何十年も続いてきたのか。
その理由は主に次の2つにあります。
①道路整備の財源として必要とされてきたから
もともと暫定税率が導入された背景には、高速道路や国道などの道路整備に必要な費用が不足していたという事がありました。
②ガソリン税は税収が安定しやすいから
もう一つの理由は、ガソリン税が 安定した税収源 として重視されてきたことです。
ガソリンの利用は、景気の上下に影響されにくく、
車を使う人は常に一定数いるため、税収の見通しが比較的立てやすい特徴があります。
ガソリンにどんな税金が加算されているか
ガソリン価格の内訳は次の画像の通りで、
ガソリン本体、ガソリン税(本則税率、暫定税率)、石油石炭税、消費税があります。
この中の25.1円分が暫定税率と呼ばれるものです。
また、よく二重課税、二重課税と言われるのは税金にも消費税がかかっている事を指します。

いつからガソリンは安くなるのか?
2025年11月末、ついに「暫定税率の廃止」が法律で決定されました。
2025年11月13日からは、廃止までの過渡期として、ガソリン・軽油の価格を抑えるための「補助金の段階的な増額」が始まっています。
ガソリン値下げの具体的なスケジュール
補助金増額のスケジュール(ガソリン・軽油)
軽油(軽油引取税にかかる暫定分): 2026年4月1日 に廃止。
11月12日まで: 10円/L(ガソリン)、10円/L(軽油)。
11月13日: +5円増額(ガソリン・軽油ともに15円/L)。
11月27日: +5円増額(ガソリン19.1円/L、軽油17.1円/L)。
12月11日: +5.1円(ガソリン)/ +8.1円(軽油)増額し、ガソリンは暫定税率と同額の25.1円/Lに。ガソリンの暫定税率: 2025年12月31日 をもって廃止。
暫定税率がなくなるとどれくらい安くなる?
この暫定税率廃止により、ガソリンの税率は「本則税率のみ(約 28.7円/L)」となり、従来のような上乗せ分(約 25.1円)はなくなります。
実質的に、ガソリン1リットルあたりの価格が 約25円値下がりする見込みです。
~まとめ~
・この記事をアップロードした時点では既に暫定税率廃止と同じくらいの価格まで下がっていますが、実際に暫定税率廃止になるのは2025/12/31になります。
・それまでは段階的に補助金の額面を上げて(=ガソリン価格を下げて)いました。
・最終的な値下げの額面は約25円なので、例えば170円の時からすると145円になります。
あなたのカーライフがよくなりますように。


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