エンジンがかからない!!
そんなバッテリーが上がってしまった時に出来る対処方法を大まかに分けて4パターンご紹介します。
今回はその前半2パターンで、ブースターケーブルのつなぎ方とジャンプスターターについての説明をします。
下記のご自身の状況に応じて対処いただければと思います。
今回のpart1の記事は1と2について記載しています。
- 救援車が呼べる、若しくは
- ジャンプスターターを持っている
⇓ - 予備の新品バッテリーを準備している
⇓ - ロードサービスを手配
何年か使用して、バッテリー上がりが不安な方へ⇓
そもそもバッテリー上がりの原因とは
バッテリー上がりとは充電された電気を使い切ってしまう事です。
主に大きく2つの原因があります。
①電装品の消し忘れ
良くあるのが、ルームランプ、ヘッドライト(最近の車は自動でオフになる)、ハザードの消し忘れですが、エンジンオフ、キーをオンにして長時間オーディオを使い続けたりすると電気を使い切ってしまう可能性もあります。
②バッテリーの寿命
先程は電気を使う方にフォーカスされていましたが、今度は充電する方です。
バッテリーは充電と放電を繰り返すごとに徐々に劣化していきます。
劣化すると段々と電気を受け入れにくくなっていき、充電出来る幅が少なくなっていきます。
(何年か使ったスマホとかでよくありますよね。「最近すぐ充電が無くなる~」的な。)
最終的にはエンジンをかける事が出来なくなり、これがバッテリーの寿命です。
使い方によりますが、大体3年程度がバッテリーの寿命と言われています。
救援車が呼べるケース ~ジャンピングスタート~
バッテリーが上がった際に救援に来てもらえる場合、一時的に電気を分けて救援してもらう事が出来ます。(ジャンピングスタート)
ここでの注意点はバッテリー上がりの車よりも救援車のバッテリー(排気量)が小さい場合は出来ない事があります。
また、ハイブリッド車も構造上救援が不可の場合がありますので、救援車側の取説を確認してもらいましょう。
ジャンピングスタートに必要なもの
- バッテリー上がり車よりバッテリーが同等か大きい救援車
- ブースターケーブル
- 車2台分のスペース
ブースターケーブルとは…
カー用品店やホームセンター等で売られている赤と黒のケーブルで、両端にワニ口クリップが着いている。救援車と故障車のバッテリーを繋いで電気を分け与える際に使用する。
ブースターケーブルの接続順序
- 上がった車のプラス
- 救援車のプラス
- 救援車のマイナス
- 上がった車のエンジンの金属部分
上がった車からスタートして戻ってくるイメージで覚えると良いです。
ブースターケーブルのパッケージにも記載されているかと思いますので確認してから
作業してください。
最後に繋ぐのがバッテリーのマイナス端子でない理由は、上がった車のバッテリーが劣化していると引火性の水素ガスが漏れている可能性があります。
接続した際の火花で引火する恐れがあるので、最後の接続はバッテリーから離れた金属部分にします。
ジャンプスターターがあるケース
ジャンプスターターがあれば救援車が居なくても、場所も車1台分あればエンジン始動ができるので1つ持っていると安心感が違います。
では、ジャンプスターターとは何?という方に次の項目で説明します。
ジャンプスターターとは救援車が無くてもエンジン始動出来るツール
ジャンプスターターとは簡単に言えば強力なモバイルバッテリーと言った感じです。
昔のジャンプスターターはかなり重くて持ち運びに不便だったのですが、最近ではモバイルバッテリー並みのコンパクトさで、且つそんなに重くはありません。
スマートフォンよりも1~2周り大きい程度です。
勿論モバイルバッテリーとしても使用出来るので震災などの緊急時にも重宝します。
充電はUSBは勿論、商品によっては12Vのシガーソケットからすることも出来ます。
ジャンプの仕方も簡単で、
- ジャンプスターターと付属のケーブルを繋ぎ、
- 赤いクリップをバッテリーの+に、
- 黒いクリップを-に繋いで
- 一定時間待ってからエンジン始動します。
カー用品店で販売していた物を少し紹介
では、どんな特徴があるか同メーカーで2アイテムほど見てみましょう。
BELLOF モバイルバッテリージャンプスターター 5400mAh
- 価格:6500円前後
- 大きさ:170×81×20mm
- 重さ:約250g
- バッテリー容量:5400mAh
- 本体充電時間:約4〜5時間
- 充電方式:microUSBケーブル充電
- 対応車両:2500ccまでの12Vガソリン車
(ディーゼル車非対応) - LEDライト
- ジャンプスタート使用回数(目安):2~3回
- 充電可能回数(サイクル寿命):約300回
BELLOF モバイルバッテリージャンプスターター 6000mAh
- 価格:8800円前後
- 大きさ:150×83×20mm
- 重さ:約297g
- バッテリー容量:6000mAh
- 本体充電時間:約4〜5時間
- 充電方法:シガーソケットプラグ
(12V車用車載充電器)
or microUSBケーブル - 対応車両:3000ccまでの12Vガソリン車
(ディーゼル車非対応) - LEDライト
- サイクル寿命:500回
上記の様に値段によって容量や対応出来る車種、充電回数や方法の幅に差があります。
当然ながら高い物ほど高性能ですが、頻繁に使う物でもないのでご自身のお車に適したツールが1つあれば十分かと思います。
緊急時に使える様に準備しておきましょう。
後者の6000mAhの方は充電にmicroUSBケーブルも使用できるので便利です。
ただ重要なのが、充電していないと使いたい時に意味が無いという事。
充電の残量を気にしておいていざという時に使える様にしておきましょう。
続いては「ロードサービスを利用するケース」「バッテリーを新品に交換するケース」についてですが、少し長くなりそうなのでpart2にしたいと思います。
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~part1のまとめ~
- 救援車とブースターケーブルがあれば応急的にエンジン始動が出来ますが、古いバッテリーの場合はカー用品店等にバッテリーを買いに行って下さい。
比較的新しいバッテリーの場合充電する事で暫くは使用する事が出来ます。
- ブースターケーブルの接続順序は
①上がった車の+から⇒②救援車+⇒③救援車-⇒④上がった車の-
- ジャンプスターターとはエンジン始動が出来るモバイルバッテリーの強力版の様なツール。
- つなぎ方は、
①本体と付属のケーブルを繋ぐ⇒②赤いクリップを+端子に⇒③黒いクリップを-端子に
- 不測の事態の為に、充電しておく事が肝心です。
あなたのカーライフが少しでも良くなります様に。
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