パルス充電器で古いバッテリーが復活するか試してみた~使い方編~

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充電器の使い方アイキャッチ バッテリー

現在筆者が乗っている車(中古で購入)のバッテリーが、おそらく新車当時から使い続けた物だろうと思っています。
ですので約6年使用したことになります。
本来ならもっと早く新品に交換してやるのが望ましいのですが、「交換前に充電したらどれくらい回復するのだろう?」と思ったのが事の始まりです。

今回メルテックの全自動パルス充電器 MP-220を購入したので使用方法のご紹介したいと思います。

こんな方に

  • カーバッテリーって充電できるの?
  • 充電方法は?
  • パルス充電、トリクル充電って何?

カーバッテリー交換の目安は長くても4~5年

古いバッテリー
カーバッテリーの寿命は車の使い方に大きく左右されるのですが、一般的に2~5年と言われています。

これは普通の充電方法の車の場合ですが、アイドリングストップ機能付きの場合は充電・放電の頻度が高いので2~3年とも言われています。

ちょい乗りが多い使い方であれば寿命は短い傾向にあります。

アイドリングストップ車用は専用バッテリーで充電されやすいように工夫して作られていますが、それでも充電・放電の頻度が高いので通常の物より寿命は短い傾向にあります。

ですので4~5年経過したら交換しても損は無いです。
いつバッテリーが上がるかハラハラしながら車に乗るのも精神衛生上良くないですし、ドライブ等を思い切って楽しめないので早めに交換してしまいましょう。


とは言ったものの、今回は充電器を調べるうちに“パルス充電”というものを知ってしまいました。
簡単に言うとバッテリーの老廃物を除去してある程度復活させる充電です。

それを知り、新品に交換前にその機能がある充電器を買って試してみようと思いました。

合わせて読みたい

全自動パルス充電器 メルテック MP-220

パルス充電器
メルテック MP-220

全自動で簡単にバッテリーの充電ができる充電器。
用途は普通車はもちろん、バイクから小型トラック、小型船舶に使われている12Vバッテリーに充電できます。

バッテリーの種類も通常の鉛バッテリー、ドライバッテリー、アイドリングストップ用バッテリーまで幅広く対応してます。

充電中充電器がバッテリーの状況を診ながら電圧をコントロールする為、効率よく充電が可能です。

バッテリーをじんわり充電するトリクル充電や性能の回復を狙ったパルス充電が可能な充電器で、ネットで大体8000円位でした。
(※用語はこの後の項目で説明します)

高性能なのに低価格というコスパ良い点が購入の大きな決め手です。
また、製造こそ中国ですが、企画・開発が日本というところと取扱説明書が日本語で丁寧に書かれているところも個人的には胸アツポイントです。

サルフェーションとパルス充電

サルフェーション

パルス充電

通常の液式バッテリーはご存知の通り鉛と希硫酸の化学変化によって電気を発生させています。

その際硫酸鉛が発生しますが、バッテリーが新しいうちは充電の際に電解質に溶け込んで元に戻ります。
硫酸鉛は繰り返し充電・放電される事や、長期の保管によって硬化していきます。これをサルフェーションと呼ばれ、電気を通しにくい性質があるので蓄積が進むといわゆる“寿命”となります。
イメージ的には老廃物と言ったところでしょうか。

このサルフェーションを除去する方法としてパルス充電というものがある事を知りました。
一定の間隔で細かい電気ショックを与えてサルフェーションを少しずつ除去していきます。簡単に言うと電気治療です。
今回の充電器にも備わっています。

トリクル充電

最初に充電器を探すきっかけになったのは、「新品のバッテリーに交換するなら、今のバッテリーを充電してみよう」と思った事です。
元々トリクル充電を知っていたので、その機能がある物を探していました。

トリクル充電というのは維持充電とも呼ばれ、じんわりと微小電流を長い時間かけて充電する方法(機能)です。
基本的にバッテリーは時間をかけて充電すると長持ちする傾向に、急速充電すると早く放電する傾向にあるので、このトリクル充電は有効です。


週末しか乗らない様な使い方の車に、休みの前の晩にでもトリクル充電をかけておけば(極端に劣化していなければ)ひとまず安心して休日を楽しめます。

使用方法の詳細

クリップ接続

先ずは車両の電源がOFFになっている事を確認します。
クリップをバッテリーに接続するのですが、ショート防止の為にセオリー通り先にプラス(赤)を先に。次にマイナス(黒)を後に繋ぎます。

この充電器はバッテリーを車両に搭載したままでも充電可能との事です。

自動診断

次に充電器のコンセントを繋ぐと写真の様に自動診断されて現在のバッテリーの状態を簡易的に表示します。

もちろんSTARTボタンで充電を始める事が出来るのですが、このまま放置してもスタンダード(普通の液式バッテリー)モードで充電が始まります。

また、充電器が常にバッテリーの状況を診ながら充電するので100%になれば通常充電を完了して維持充電(パルス充電)に切り替わります。

バッテリー選択

充電を開始する前にバッテリーの種類を選択する事で最適な電圧をかけて効率よく充電が出来ます。
充電中に表示されている電圧(V)は充電器がバッテリーにかけている電圧を表しています。

  • STANDARD:液式の鉛バッテリー
  • AGM:ドライセルバッテリー
  • ISS:アイドリングストップ用バッテリー

電流選択
AUTOで充電するのと電流値を選択する違いについて、メーカーに問い合わせてみました。
以下はその解答です。

電流値を設定する事で負荷を軽減する事が出来ます。
AUTOで充電すると、バッテリーの状況を診て、徐々に電流値を上げて最適な電流値で充電します。
劣化が進み過ぎたバッテリーは中々電気が入っていかないので最大15Aまで電流値が上がります。劣化バッテリーに大きな電気を流すとバッテリーの発熱や液漏れ、膨張が発生する可能性があります。

一方、任意の電流値を選択して充電すると上記のAUTOとは逆に、その設定のMAX電流値まで上げた、最適な電流値まで下げていきます。

WINTERモード:気温が10℃以下の場合に使用します。(STANDARD時のみ選択可能です)

 
 
今回はメルテックのMP-220の使用方法を解説した記事になります。
次回、パルス充電を何度かかけてみたり、一晩AUTOで充電し続けてみたりしたのでその結果のご報告記事をアップしましたので下部のリンクから是非ご覧くださいませ。

合わせて読みたい

~まとめ~

  • カーバッテリー交換の目安は4~5年
  • サルフェーションとはバッテリー劣化の原因の一つ
  • パルス充電とはサルフェーションを除去・分解しつつ充電する
  • メルテックのMP-220は全自動でも充電可能
  • パルス充電の前にバッテリー選択をしておくと自動に切り替わった時に、そのモードで充電できるので良い
  • 低い電流値でじっくり充電したい時は電流を選択すると良い

何年か使用して、バッテリー上がりが不安な方へ

あなたのカーライフが良くなります様に。

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