ワイパーの交換手順と起こりがちなミス3パターンと、お店に依頼した時の工賃について

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タオル準備とツメ解除 DIY

今回はワイパーの交換作業の手順とその際に起こりがちな作業ミス防止について写真を使ってご紹介します。
最悪のケースではガラスを傷つけてしまう可能性もありますので是非ご覧ください。

また、お店に交換依頼した場合の料金についてもまとめてみました。

この記事はこんな方に

  • ワイパーの拭きムラが出てきた。
  • 自分で交換してコストを抑えたい。
  • ミス無く作業したい。
  • お店に交換依頼したら工賃はどのくらい?


前回はワイパーブレードと変えゴムの失敗しない買い方についてご紹介しました。
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こんな時には交換しましょう

拭きすじ
拭きスジが残る。拭きムラ・滲みが出る。
ゴム切れ
ゴム切れ。ゴムの硬化

ビビり音が出る。
(ダダダダとガラスの表面を細かく跳ねている)

1年以上使っている。
車は日光の紫外線や熱に晒されるばかりでなく、冬は雪等の低温にもさらされて、特にワイパー等のゴム製品には過酷な状況です。

また、ブレードも長く使用していると歪みや稼働部分の錆によってガタが出てきます。
そうなるとゴムを変えても拭きムラが出やすかったりします。

上記の症状が出ていなくても、変えゴムは半年~1年位ブレードは1~2年位で交換するのが推奨されています。

ワイパーの交換方法紹介

フロントワイパー

フロントに多い、アームの先がU字形状のワイパー交換をご紹介します。

カバーを起こす
①ブレードの中央にクリップの様なカバーが付いていたらマイナスドライバーの先に養生テープを付けた物等で解除します。


カバーが無い物はアームを起こしてブレードを90度回転させるとストッパーが見えるので押して解除します。

ブレードをスライド
クロスやタオル等を準備します。
ブレードをアームの根本側にスライドさせます。

ストッパーを解除するタイプはブレードを90度回転させたままアームの根本方向にスライドすると外れます。

アームから外す
③アームを持ち上げてブレードと分離します。
タオル等の上にそっとアームを乗せます。

ゴムのストッパー
④ゴムの先に窪みがあるタイプはその窪み側から引き抜きます。

金具再利用
⑤写真はリヤの物ですが、変えゴムに銀色のワイヤーが付属していない物は元のゴムから再利用します。

溝合わせ
⑥ワイヤーが組めたら逆の手順で戻していきます。変えゴムの溝に上手に通していって下さい。
先端に窪みがある方がアームの根本に来る様にブレードに差し込んでいきます。
(根本側に窪みがある方が遠心力で外れにくいから)

リヤワイパー(※変えゴムの差し込み方に裏ワザ有り!)

リヤワイパーによくある樹脂タイプの外し方はトーナメントタイプと似ています

リヤワイパー
①最近の車のリヤワイパーは樹脂の物が多くなってきました。

リヤブレード外し方
先程チラッと出たトーナメントタイプを外す時と同様にブレードを90度回転させようとすると、途中で止まる(アームとブレードの角度がイの字の様な位置)ので、そのまま(アームとブレードがT字状になる様に)ブレードを起こしてください。

リヤブレード
③ブレード側は矢印の用にポッチがあり、これがストッパーの様な役割をしています。

リヤアーム
④リヤアーム側は矢印の位置に先程のポッチがハマる事によって抜けない様になっています。

リヤワイパーブレード
⑤リヤブレードは両方の端にストッパーがあるのでどちらからでも良いですが、少し力技でゴムを曲げて外していきます。

2番目のガイドから差込
⑥銀色のワイヤーを再利用して新しいゴムにセットしたら、端から入れないで、2つ目のガイドから差し込んでいきます。
※ここが裏ワザです!
ブレードの両方にストッパーがあるので最初のガイドから入れてしまうと角度が強くて抵抗が有ります。なので2番目から入れる事でスムーズに入っていきます。

端まで入れたら持ち上げる
⑦ブレードの先端まで来たらゴムの端を持ち上げて少しはみ出させます。
逆側のゴムの端を先程飛ばしたガイドに入れて、はみ出させたゴムを戻して完了です。
そうする事で抵抗が強くなるのが一瞬で済みます。

溝のズレ
⑧先程持ち上げていた部分を戻した際にガイドが溝から外れている事があるので、修正して下さい。

後は逆の手順で戻したら完了です。

起こりがちな失敗・ミスの3パターン

①交換時にアームを倒してしまう

交換時タオル準備

ワイパーの交換を1度もした事が無い方に起こりがちなのが、ブレードを外した際にアームを立てていて、何かの拍子に倒れてガラスに傷が…
という失敗です。

最悪の場合ガラスが欠けてしまうかもしれません(汗)。
あらかじめウエスやタオルを準備して、写真の様にアームとガラスの間に挟んでおきましょう。

②変えゴムの方向を逆に取り付ける

ワイパーはガラスに押し付ける力が働いているのでゴムが抜けてしまう事は殆どありませんが、正しい方向に取り付けて下さい。

フロント用のワイパーゴムを見てみると抜け防止のストッパーが片側に付いています。その反対側にはストッパーはありません。

外側に遠心力が働くので、ストッパーはアームの根本側に来るのが正しい方向です。

③変えゴムの溝に上手くはまっていない

溝のズレ

ワイパーゴムには溝が切ってあって、ブレードの金属部分で掴むような形になっています。

正しくはまっていないときれいに拭き取りが出来ないばかりか、その部分が外れる可能性もありますので丁寧に差し込んでいきましょう。

ワイパー交換をお店等に依頼した場合の工賃まとめ

ワイパーゴム交換工賃
(ブレードごと交換の場合はもう少し安いです)

依頼先工賃備考
ディーラー1500円前後フロント2本
(純正品使用のこと)
カー用品店等700円前後~フロント2本
(注)表の工賃は商品代を含んでおりません

ワイパーの変えゴム交換について、最近の車ではアイサイトの様な運転支援のカメラが付いていることが多く、ディーラーでのワイパー交換は純正品使用が前提となります。

カー用品店の工賃はディーラーより安く、フロント2本で700円~という所が多かったです。
色んなお店の最新のピットメニューを確認しましたが、ほとんど差が無かったです。

~まとめ~

  • ワイパーの交換目安は…
    変えゴムが半年~1年位
    ブレードが1~2年位

     
  • こんな症状が出たら要交換
    拭き残し、拭きムラ、拭きスジ
    異音、ビビり音が鳴る。

     
  • 交換をお店に依頼した場合の工賃は…
    ディーラーがフロント2本で1500円位~
    但し、部品は純正品を使用するのが前提。


    カー用品店等ではフロント2本で700円位~
  • ワイパー交換時の注意点
    ブレードを外したアームが倒れてガラスを傷つけない様にタオルを準備。


    フロントの変えゴムの方向は根元にストッパーがあるのが正。

    ブレードの金属部分がゴムの溝に正しくはまっているか要確認。

    リヤのゴム交換する時は1番端のガイドではなく、2番目から入れると少し楽。

あなたのカーライフが少しでも良くなります様に。

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