トヨタとスバルで共同開発されたSUVタイプの新型EV車について2022年5月12日に発表されていましたが、同年6月23日に早くもリコールの届け出がありました。詳細は調査中ですが、ホイールを取り付けているハブボルトに原因があるとの事です。
※現在は調査済で、恒久対策も対応しています。詳細は以下の記事にてご覧ください。
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トヨタ・スバルの新型EV車に早くもリコール
今年の5月12日に同時発売された新型EV車、トヨタbZ4X(ビーズィーフォーエックス)とスバルSOLTERRA(ソルテラ)。
発表されてから約1か月半経過した6月23日に早くもリコールの届け出がありました。
この2台は共同開発されたSUVタイプの姉妹車で、基本構造的には同じ車ですのでリコール部分も同じ個所となります。
【リコール】
設計、製造段階で問題があったために、そのまま使用すると事故などにより危険を伴う部分に不具合を起こす可能性があるとします。例)足回り、ブレーキ、エンジンなど
その部分に対し、自動車メーカーが自らの判断で国土交通大臣に事前に届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する事です。
スバルのソルテラ、トヨタのbZ4Xについての記事も書いておりますので合わせてご覧ください。
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比較的リコール対象車の台数は少なめか
●トヨタ bZ4X
型式 | 対象車の含まれる 車台番号 | 対象車の 台数 |
---|---|---|
ZAA-XEAM10 | XEAM10-0001001~ XEAM10-0001060 | 42 |
ZAA-YEAM15 | YEAM15-0001001~ YEAM15-0001200 | 70 |
●スバル ソルテラ
型式 | 対象車の含まれる 車台番号 | 対象車の 台数 |
---|---|---|
ZAA-XEAM10X | XEAM10-0001021~ XEAM10-0001051 | 10 |
ZAA-YEAM15X | YEAM15-0001032~ YEAM15-0001190 | 82 |
発表から1か月半位しか経っていない事もあり、今回のリコールの台数はトヨタで112台、スバルで92台の計204台となっていました。
ホイールを取り付けているハブボルトが緩む恐れ
今回のリコールの届け出が出されている箇所はホイールを取り付けているハブボルトと呼ばれる部分です。
不具合の状況
引用:https://toyota.jp/recall/2022/0623.html
タイヤを取付けるハブボルトにおいて、急旋回や急制動の繰返し等で、当該ボルトが緩む可能性がある。そのため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがある。
現在詳細調査は完了して、恒久対応についても実施中
SUBARU SOLTERRA(ソルテラ)のホイール
現在(記事投稿時は2022年6月下旬)、販売やリースの申し込みを停止しております。
改善措置の内容
引用:https://toyota.jp/recall/2022/0623.html
全車両、当面の措置として、使用者に対し使用停止を要請し、対策が決定次第、恒久対策を実施します。
詳細については調査中で、修理の対応についても準備中とのこと。
先日地元のスバルディーラーにソルテラが展示してあったので遊びに行った時の事。
リコールが発表されるまでは試乗も行われていたそうなのですが、当然ながら試乗も一旦中止。
リコールの対応が完了するまでは展示のみとなっていました。
スバルの社員さんと世間話をしていた時に話題に出たのですが、既存の同クラスの内燃機関の車両と比べて、EV車はゼロ発進等瞬発力があるので今回のリコールの要因の1つになるかもしれませんね。と話していました。
勿論設計段階で強度等は計算されていますが、実際のフィールドで走ってみないと分からない不具合も当然出ます。
擁護するわけではないのですが、新しい物は車に限らず早く世に出してなんぼなので、発売時点で不具合を完全に出し切る事なんて無理ですよね。
世間で色々と話題が出て、“リコール”という言葉に敏感になっている方もいるかも知れませんが、車の安全対策の為のリコールや年次改良と言えるのではないでしょうか。
あなたのカーライフが良くなります様に。
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