去る11/28日はイイツヤの語呂合わせから洗車の日とされています。
筆者が以前車関連に居た頃に毎日洗車をしていた経験を元に、手洗い洗車をする上で少し手間を加える事で洗車傷を最小限に抑える方法をご紹介します。
また、オススメの洗車道具についてもご紹介します。
洗車日和? こんな日は避けて
あー、いい天気。こんな日は洗車でも…
ちょっと待ってください。
直射日光が当たる場合は避けた方が良いですよ。
天気の良い日は洗車したくなるものですが、直射日光が当たる場合は水滴や洗剤が早く乾燥して跡に残るので避けましょう。
他にも風の強い日は、夏は涼しくて良いのですが砂や埃が舞い上がり易く、拭き取りの際に小傷の原因になりますので避けましょう。更に言うと水滴の乾燥が早いので跡に残り易いです。
業務でやっていたおすすめ洗車方法
水で落ちる汚れを落としながらボディの温度も下げる
先ずはボディ全体に水をかけるのですが、シャワーで落ちる汚れを落とすのと同時に、夏の気温の高い時期であれば表面の温度を下げます。
そうする事によって洗剤や水が乾くのを遅くして、シミや跡になる危険性を下げます。
ボディの真ん中の高さより下は砂や異物が付着していますので、シャワーヘッドを切り替えて勢いを強くして念入りに落としましょう。
鉄粉除去剤を使うならこのタイミングで
鉄粉と化学反応して紫に変色する洗剤をご存知でしょうか。
ホイールのダスト汚れやボディにも使える物がありますが、鉄粉汚れを落とす洗剤です。
白い塗装面ならよく分かるのですが、近くでよく見ると茶色または黒い点々の様な物が付着している事があります。これは線路沿いに駐車している場合は特に目立つのですが、鉄の成分が塗装面に付着している状態です。
線路沿いに駐車していなくてもタイヤの後方に位置する塗面には付いている事が多いです。
特に洗車後にコーティングを考えている場合、この鉄粉汚れを除去するとコーティングの作業性や仕上がりが一段と上がります。
ですのでこのタイミングでスプレーして反応させる時間を少し置き、洗い流しましょう。
ねんどクリーナーってご存じですか?
カー用品店で時々見かけるねんどクリーナーはこの鉄粉除去に使用します。
この使用方法にもコツがありますが、ここで記載すると長くなりますのでまた別の記事でご紹介します。
シャンプーはクッションの効果
洗車バケツにシャンプーを入れて泡立てますが、もこもこになる位泡立てて下さい。
ボディの油汚れを落とす効果に目が行きがちですが、洗車傷を少なくする意味では汚れを包んで落とすイメージで、クッションの効果が大きいです。
台所洗剤は要注意!
台所洗剤を洗車に使う方がたまにいらっしゃいますが、メリット、デメリットがあるので要注意です。
- メリット
油汚れを落とす事に特化している洗剤なので、確かに油汚れは良く落ちます。 - デメリット
その分洗剤が残っているとゴムや樹脂の部品の劣化を早めたり、シミになったりする事がありますので、最後の濯ぎ洗いを念入りにして洗剤の成分が残らない様に気をつけてください。
スポンジは洗う箇所によって分ける
洗車スポンジは出来れば2カ所に分けたいです。ボディの下半分を洗う用と、半分から上用。
そうする事で下回りに付着した砂を引っ張ってボディ上部に持っていかなくて済みます。
また、洗車バケツも底にスノコの様に上げ底になっている物を選べば底に溜まった砂とスポンジを離しておく事が出来ます。
洗剤や水滴を乾燥させない様に時々水をかけながら
どうしても日光が当たってくるパネルがある時はそこに気を遣って、先に洗剤で洗って濯ぎをして、拭き上げまでは時々水をかけてやります。
洗剤や水滴が乾燥して跡やシミになるのを防ぎます。
拭き上げは温度の高そうなパネルから
拭き上げの際も日光が当たってパネルの温度が高くなってそうな箇所から拭き上げます。
上記と同様に水じみが付くのを防ぐ為です。
拭き上げのクロスやセームもできれば下半分用と分けた方が洗車傷を軽減出来ます。
またもしブロアを持っている方は是非使ってください。
拭き上げが早くなるだけでなく、サイドミラーの下の様によく水が垂れる箇所を何度も拭く事を減らせるので効率が上がります。
~まとめ~
- こんな日は洗車を避ける
・日光が当たる天気の良い日
・風が強い日 - 最初は水で砂ぼこり等を落とし、温度も下げる
- 温度が高いパネルから洗って先に濯ぎ、拭き上げまでは乾かさない様にする
- 温度が高いパネルから拭き上げる
- スポンジや拭き上げ用クロスは出来ればボディ下半分用と分ける
効率が上がる洗車道具などについては記事が長くなりそうなのでまた別の記事にしたいと思います。
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あなたのカーライフが良くなります様に。
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