車のヘッドライトのくすみやバルブ破損は交換に原因があった!?作業時の注意点紹介!

ヘッドライトのくすみアイキャッチ クルマの基礎知識

以前ヘッドライトのくすみや黄ばみに関する記事を投稿しましたが、その原因の1つとなるのがバルブ交換の間違った方法にあるのはご存知でしょうか。

今回はバルブ(電球)の種類や交換の際の注意点を話していこうと思います。
ヘッドライトユニットの内側から汚してしまう事がありますので、
正しく交換作業をしてくすみの軽減とバルブがなるべく長持ちさせていきましょう。

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車のバルブ(電球)の種類4種

車のバルブ(電球)には大まかに分類すると4つに分かれていて、時代と共により明るく、より消費電力が少ない高効率な物が世に出ています。

それぞれにメリット・デメリットがあるので古くからある白熱電球もまだまだ現役で使われています。
ここではそれら4種類を紹介します。

白熱電球

古くからある電球で真空に近い状態のガラスの中にフィラメントが入っており、通電させることで発光します。
主に断熱効果の高いアルゴンガスが封入されています。
とは言え光の他に熱も発するのが特徴です。

メリット
・安価 ・悪天候でも比較的見やすい 
・入手しやすい
・熱で雪が溶けやすい ・全方向に光る

デメリット

・暗い ・消費電力としては非効率
・この4種類中では寿命が短い

ハロゲン球

ハロゲンバルブも白熱電球の一種なのですが、白熱電球よりもより明るく、より長寿命を狙ってハロゲンガスを封入したものがハロゲン球です。

白熱電球と並んでこちらも発熱する為、寿命の面ではデメリットですが、ライトに着いた雪を融かす為、HIDやLEDが出回っている現在もまだまだ現役の電球です。寿命は約800時間。

メリット
・安価 ・悪天候でも比較的見やすい 
・入手しやすい
・熱で雪が溶けやすい ・全方向に光る 

・白熱球より長寿命
デメリット
・暗い ・消費電力としては非効率 
・白熱球より高額

HID(キセノン)

従来のハロゲン球と比べて約3倍の明るさと2/3の消費電力というメリットを併せ持つ電球です。
高圧ガス(キセノン)が封入されていて、その中にはフィラメントは無く、蛍光灯の様な放電によって発光します。
寿命は約2000時間。

メリット
・明るさは4種類中トップ ・消費電力が少ない 
・全方向に光る
デメリット
・点灯して色味が落ち着くまで数秒必要
・使用していると色味が徐々に変わってくる
・白熱球より高価 
・着雪しても余り融かせない
・球交換時注意点あり

(※下部の注意点を参照して下さい)

LED

半導体を用いた発光技術で、HIDよりも消費電力が少なく(2/3程度)、長寿命の新しいバルブです。

寿命は約30000時間~と言われていますが、振動や回路の熱問題で実際は精度によっても差があるかと思います。HIDのキットよりも構成部品が少ないのでハロゲン球から変更するのが手軽なのも魅力の一つでしょうか。

メリット
・消費電力が少ない ・長寿命 
・色味が安定している
・最大の明るさになるまでが早い

デメリット
・基本的にHIDよりは暗い
・光源は発熱しないので着雪に弱い
・基盤が熱を持つのでヒートシンク(熱対策)が必要
・光が横方向に余り光らない

バルブ(球)交換の注意点

ヘッドライト等の球交換は球切れによるメンテナンスの為に交換するだけではなく、ドレスアップや明るさアップの実用性の為の交換があります。
どのバルブにも言えますが、基本的には高輝度の物ほど短寿命です。

色味に関してはドレスアップと実用性が反比例し、車検に通らない場合もありますのでご注意下さい。

青白い色は悪天候時に注意

時々ドレスアップ目的で青白いライトが付いている車両を見ますが、車検に通らないばかりか悪天候時に非常に見づらい為、オススメはしません。

色温度と呼ばれるケルビン(K)という単位があるのですが、大体下記の様な数値となっています。
メーカーによって差がありますので数値は参考程度までにどうぞ。

色温度(K)見た目の色用途
3000黄色フォグランプによく使われていて、悪天候でも比較的見やすい。
3200電球色白熱球が大体これ位の色温度。悪天候でも白飛び(注)しづらい。
4500昼白色純正のヘッドライトの色温度。お昼の陽の光に近い。
6000白色車外バルブに多い。これ以上数値が高くなると青みがかって暗く見える。
悪天候の際白飛びしやすい。
(注)白飛びとは、雨や霧に白色の光が当たると白く反射して見づらくなる事。

交換の際はガラス部分・LED発光部分を触るな

LEDの発光する部分を直接触るのがダメなのは、接触不良に繋がるのが容易に想像出来るのですが、
ガラスで出来たバルブを素手で触るのがなぜダメなのかご存じでしょうか。

原因は皮脂等の油分の付着です。

油分等の汚れがガラスに付着したまま点灯するとそこだけ高温になり、最悪破損の危険があります。

ですので交換の際はきれいな軍手や作業用の手袋を装着して作業してください。
もし素手で触れてしまった場合にはアルコールできれいに汚れを拭き取ってから装着しましょう。

バルブの汚れがヘッドライト内を汚す!?

実はヘッドライトユニットのくすみの原因は内側にもあります。

HIDバルブ交換の際にそのまま装着すると、表面に付着している油分や汚れが蒸発して
ヘッドライトユニットの内側を曇らせてしまい、分解しないと除去出来なくなります。

これを防ぐには交換前に、ヘッドライトユニットに入れる前に点灯させて油分等を蒸発させて下さい。

時間の目安は大体片側2、3分です。

安価なバルブは点灯確認をせずに出荷している事もありますので、確認の意味も込めて是非やってみてください。

また、走行前にHIDを1度安定させる事で実走行の際に最大限のパフォーマンスを発揮させる事が出来ます。

調べ物をしていた時に電球メーカーの記事で発見したのですが、
HIDは水平方向以外で点灯させるのは絶対NGだそうで、
早期不良や最悪破裂の危険性が伴うとの事でした。

~まとめ~

  • 4種類の中で最も明るいのはHID。
  • 色温度は6000ケルビン(白色)を超えると青みがかって見づらくなるので注意。
  • バルブ交換時はガラスや光源部分に素手で触れない。
  • HIDは点灯確認の意味も含めて交換前に空焚きを。

あなたのカーライフが少しでも良くなります様に。

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